赤ちゃんのお腹が空いたサインと満腹サインについて詳しく説明しましょう。
通常、赤ちゃんがお腹が空いているサインは、泣き声です。これは一般的な方法で、多くの赤ちゃんがお腹が空いたときに泣きます。しかし、実は赤ちゃんはお腹が空いているときに泣く以外にも、サインを出しています。
赤ちゃんが泣く前に、ちょっとしたサインを見逃さないようにしましょう。赤ちゃんは、手を口に近づけたり、舌を舐めたり、唇をなめたりすることがあります。これらは、お腹が空いている兆候です。赤ちゃんは、泣かなくてもアピールしていることがありますので、ママたちは注意深く見守ることが大切です。
一方、赤ちゃんがお腹がいっぱいのサインもあります。飲み過ぎは、吐き戻しを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。赤ちゃんが満腹になると、おっぱいやミルクの飲み物から離れることがあります。また、顔や体がリラックスし、手足がふんわりと広がることもあります。これらのサインは、赤ちゃんが食べるのをやめたいときを示しています。
したがって、赤ちゃんのサインに敏感になり、お腹が空いているか満腹かを理解することは、新しい親として大切なスキルです。赤ちゃんのサインを注意深く観察し、適切に対応することで、赤ちゃんの健康と幸福をサポートできます。
新生児が「お腹が空いた」ときに出すサインとは?
赤ちゃんのお腹が空いたことをアピールする過程を詳しく説明しましょう。
赤ちゃんが泣いてお腹が空いたことをアピールするのは、実は最終段階なのです。その前に、いくつかの兆候が現れます。以下に、その順序を詳しく説明します。
1. 睡眠中にもぞもぞと動き出す:
新生児期の赤ちゃんは、母乳を飲むために「寝る」→「母乳を飲む」サイクルを繰り返します。したがって、睡眠中にお腹が空いてくることはよくあります。赤ちゃんのアピールは、実際の泣き声が出る前に始まります。最初は、もぞもぞと体を動かしてアピールします。顔を動かしたり、足をピクピクさせたりすることがあります。さらに、お腹が空く兆候として、指や近くにあるタオルなどを口に入れ始めることもあります。この段階では、赤ちゃんが「お腹が空いているのかな?」とわかります。
2. 機嫌が悪くなる:
お腹がますます空いてくると、赤ちゃんはだんだんと機嫌が悪くなります。声を出してみたり、頭を掻きむしったりすることがあります。この時、赤ちゃんはお腹が空いてイライラしています。「そろそろ泣き始めるかもしれない」と感じることがあります。この段階であれば、泣く前に授乳してあげることで、赤ちゃんを落ち着かせることができるかもしれません。
3. 大泣きする:
以上の段階が進んでも、ママが気づいてくれない場合、赤ちゃんは最終的に大声で泣き始めます。この時、赤ちゃんは「お腹が本当に空いた!」というよりも、「もう我慢の限界だ!」と感じている可能性が高いです。授乳感覚的に、「そろそろお腹が空くかな?」と思ったら、赤ちゃんの様子をよく見て、授乳のタイミングを逃さないようにしましょう。
赤ちゃんのお腹が空いたサインは、泣き声だけでなく、さまざまなサインを通じて表れます。ママたちは赤ちゃんのサインに敏感になり、適切に対応することで、赤ちゃんの健康と幸福をサポートできます。
【見落とし注意!】新生児の「お腹いっぱい」サインとは?
「赤ちゃんへのおっぱいは、欲しがるだけあげて!」と、産院から教わったことがあるかもしれません。
しかし、毎回泣くたびにおっぱいを与えてしまうと、「飲ませ過ぎ」になる可能性もあるのです。赤ちゃんが泣くのは、必ずしもお腹が空いているというわけではありません。オムツが濡れていたり、暑かったり、理由がわからないけれど機嫌が悪かったりすることもあるのです。もちろん、お腹が空いて泣いていることもありますが、新米ママにとっては見分けがつかないこともあるでしょう。
しかし、赤ちゃんは「お腹がいっぱいの時」もサインを出しているのです。
1. 「ゴクゴク」と音を立てて飲んでいる:
赤ちゃんが「ゴクゴク」と音を立てて飲んでいるということは、母乳がたっぷり出ている証拠です。一度の授乳で満腹になる赤ちゃんは、授乳から1時間〜1時間半も経たずに泣き始める場合、お腹が空いていない可能性が高いです。そのため、泣いたからといってすぐに授乳しないようにしましょう。代わりに、オムツなど他の要因をチェックしてみてください。
2. 授乳後は機嫌がいい:
一度の授乳で満腹になる赤ちゃんは、授乳後の機嫌が良い傾向があります。それなのに授乳間隔が短いままで泣き始める場合、他の原因を考える必要があります。赤ちゃんをしばらく抱っこしたり気分転換をさせたりして、あやしてみましょう。
3. しっかり尿や便が出ている:
赤ちゃんのお腹が満たされているかどうかのバロメーターは、尿と便の排泄です。赤ちゃんの消化器官は未熟なため、食べたらすぐに出てくることが一般的です。通常、授乳回数と同じくらいの回数で尿を排泄します。便の頻度は個人差がありますが、通常は1日に3〜8回ほど出ることが一般的です。尿や便がきちんと出ていれば、「母乳は十分に供給されている」ことを示しています。しかし、尿や便が出ない場合、または便が硬い場合は注意が必要です。これは「水分が足りていない」=「母乳が足りていない」可能性があるため、授乳回数を増やすことを検討してください。
新生児期だけ?飲みながら「フガフガ」言う3つの理由
赤ちゃんが時折、豚のような「フガフガ」「ブヒブヒ」という鳴き声を発することがありますね(笑)。これについて疑問を持つ方も多いでしょう。
赤ちゃんがこのような声を出す理由は、以下の3つが考えられます。
1. 必死に呼吸しようとしている:
新生児は、肺や喉が未発達なため、口呼吸ができません。そのため、鼻呼吸しかできないのです。鼻が詰まっている場合でも、鼻呼吸しかできないため、「フガフガ」と言うことで必死に呼吸しようとしているのです。これは赤ちゃんにとって苦しい経験かもしれません。鼻の詰まりを確認し、必要なら鼻水吸引器などを使用して援助してください。口呼吸ができるようになるのは生後約10ヶ月後ですので、その前は鼻の状態に気を付けましょう。
2. 空気の通り道が圧迫されている:
新生児期の赤ちゃんは、大人と同じようにスムーズに鼻呼吸ができません。その理由は、赤ちゃんの鼻の奥が狭いためです。気道が狭いため、特定の体勢で空気の通り道が圧迫されると、「ブヒブヒ」という音が出てしまいます。これは成長とともに自然に解消されることが多いですので、心配しないでください。
3. 吐き戻した母乳が気道を塞いでいる:
母乳を過剰に飲ませたことが原因で、赤ちゃんが「ブヒブヒ」と鳴いていることも考えられます。胃の構造が大人とは異なり、赤ちゃんの胃は平らな形をしています。さらに、筋肉が未発達なため、胃の蓋が完全に閉まらないことがあります。そのため、少しの動きでも吐き戻してしまうことがあります。これが口から出る場合はまだしも、鼻に入ってしまうと、赤ちゃんは鼻呼吸しかできないため、「フガフガ」と苦しそうな声を出すことがあります。母乳を与えた後に赤ちゃんが「フガフガ」と言っている場合、飲ませすぎの可能性があるため、注意が必要です。
まとめ
今回は、新生児のお腹が空いたサインとお腹がいっぱいのサインを紹介しました。
お腹が空いたサインには、睡眠中にもぞもぞと動き出す、機嫌が悪くなる、大泣きするなどがあります。
一方、お腹がいっぱいのサインには、ゴクゴクと音を立てて飲んでいる、授乳後は機嫌が良い、しっかり尿や便が出ているなどが挙げられます。
これらのサインを見て、「あー、こんな時ってあったかも!」と思った方もいるかもしれませんね( ^ω^ )
母乳が足りないのではないか、逆に飲ませ過ぎてしまったのではないかと、自分を責めることはよくあることです。しかし、ママも人間であり、新米ママでもあります。赤ちゃんの本音が言葉で表現されないことは当然です。
生後数ヶ月が経つと、赤ちゃんの泣き方を見ただけで、「どうして欲しいのか」が理解できるようになります。育児は時に大変なこともありますが、赤ちゃんは成長が早いです。肩の力を抜いて、可愛い赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね♪